2003年 11月 22日
LAST ALBUM / ラリーパパ&カーネギーママ |

LAST ALBUM / ラリーパパ&カーネギーママ
01. 黄金のうたたね ♪
02. 枯葉のブルース ♪
03. どこへ行こう ♪
04. あの空は夏の中
05. ラストショウ
06. Small Town Talk ♪
CD番号:YDCD-0103
レーベル:dreamsville records
リリース:2003年11月22日
価格:1800円(税抜)
英文ライナー:ロジャー・ティリソン
前作『dreamsville』から1年3ヵ月ぶり、スタジオ・アルバムとしては3枚目。これまでのダウン・トゥ・アースなサウンドを継承しながらも都会的で洗練された「枯葉のブルース」、ライヴでよくカバーしていたボビー・チャールズの「Small Town Talk」など、新境地開拓を魅せた傑作アルバム。2003年6月には、オクラホマ出身のシンガー・ソングライター、ロジャー・ティリソンのジャパン・ツアーをバックバンドとしてサポートし、大きな話題に。さらに同年7月『フジロック・フェスティバル』の「Rookie A Go-Go」にも出演を果たす。ジャケットのアートワークは水田十夢の実父であり、画家でもある水田喜八。前作では想い描いた"夢の街"を歌い、今作ではその"夢の続き"を歌う。
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今年の夏、大阪でのリハーサルで初めて"ラリーパパ"と出逢った時から、私は彼らに恋をしてしまった。見事なヴォーカル・ワークといい、ファンキーなリズムといい、音楽のテクニックにかける情熱といい、私はラリーパパの大ファンになってしまったのだ。
彼らの秀逸なバッキングとユーモアのセンス、エンターテイナー精神のおかげで、2003年のジャパン・ツアーは忘れ得ぬ素敵な体験となった。彼らを自分の息子のように思っている。彼らがプレイすると、光がキラキラと輝き出すのだ!
1曲目「黄金のうたたね」の冒頭でキム・ガンホが奏でる"マウンテン"バンジョーのピュアで澄み切ったサウンドに始まり、「Small Town Talk」での最後のコーラスに至るまで、このアルバムは老いぼれたソングライターにとってとびきりのご褒美だ。ラテンのリズム、ジャズ・ロック、ジャンプ・ブルーズ、そして古き良き時代のシンプルなロックンロール・サウンドが、心に沁み入る美しいバラードの中に隅なく編み込まれている。
ボンド"Staro"ツジの絶妙なパーカッション・ワークと、"一流ベーシスト"トム・ミズタがきっちりと引き締めている。"ボトム・ライン"の功績により、このアルバムは常にグルーヴ感をキープしている。キム"ホワイト・スネイク"スチョリはヴォーカルを取り、全曲を通して素晴らしく"スワンプ"なピアノをプレイしているし、キム・ガンホは私の友人であるジェシ・エド・デイヴィスの精神を受け継ぐエキサイティングで独創的なギタリストだ。
チョウ・ヒョンレは心の琴線を震わせるソウルフルなヴォーカルで、「Small Town Talk」を見事にカバーしている。リック・ダンコもボビー・チャールズも、きっと誇りに思うに違いない。そして私もラリーパパのメンバーひとりひとりを誇りに思う。
彼らはロックンロール・ジプシーであり、全員が私の心の友だ。ありがとう。
オクラホマ州タルサにて
ロジャー・ティリソン


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by citymusic
| 2003-11-22 00:00
| Discography